人生がずっとおやつの時間なら

スイーツブログじゃなくてジャニーズはおやつですっていうブログ

セクシーファミリーコレクション2015SS

Sexy Power tour、横浜アリーナ公演の27日2部と、29日2部に行ってきた。
その場にいるあいだは(と、わざわざ限定するのは3日後の今の心境を語りたいから。のちほどSexy鬱の展開をおたのしみください!)、キラキラに目がくらんでいだ。

かわいいじゃん、成長してるじゃん、楽しいー、と思いながら、少年たちの輝きに身をゆだねてペンライトを振る。無心になる。あ、卑猥と評判のバルーンライトは色も含めて買う気がしなくて、セクセカライトです。

好きだったところ

・「お米」こと「君にHITOMEBORE」の聡マリちゃんの香水ダンスの攻撃力。隠されてる間に天使たちは大人になっちまったよ!色気パネぇぞ!

・「トラフィックジャム」でバスケユニ着て歌って踊るセク松とセクボ。学園ってすばらしいよね!!

・勝利さんソロの「好きだよ」、勝利さんもJr.も制服風衣装。曲もかっこかわいい歌謡ファンクでこれぞジャニーーーズ!

・「雨だって」のふま聡!!まず、聡ちゃんのソロがよっく聞こえることに感動。そして兄まろの頼もしさに涙。カッコつけたがりふまたんが、このかわいい路線の曲を満面の笑みでやりきった。今の状況ならではの選択だよね……。ありがとう風磨。いま思い出しながら涙してる。
カラフルな雨ガッパ着て傘をくるくる回すふたりのかわいさよ。ふまたん最近お顔がまんまるなので、バブくてよく似合ってた(笑)。

・風磨のソロの「20-Tw/Nty-」自分を育ててくれた人たちへの感謝の表現に胸あつ。R&B調のサウンドもとってもよくて、風磨に似合ってる。

・ケンティのBlack Cinderella。やー、これかっこいいね!南米系HIPHOPの流れをくむ感じでね、アリーナで低音ビシバシで聞くとたまらない。
そういうフィジカルな曲でも、やっぱり王子様なけんとのソロは、つくづく期待を裏切らない。
あと、女性ダンサーが出てきて、一緒に行った友人(2丁目男子)が「なんで女が出てくんのよ!」てキレてたのも個人的に思い出深い(笑)

・マリたん&増田くんの「Gold Finger」カバー。最近二人で歌う機会が多いですが、声質があってるし、ともに伊達男を演じきってていい。増田くんの歌唱力にはいつもうならされています。

・長妻くんの躍進にジャニヲタ界がざわざわしてましたが、大人めの曲でバックに着く、増田・半澤・寺西・長妻のラインは至高。名前がつくとこまでいくかどうかはわからないけど、あ、この組み合わせはいいぞ、ってワクワクするものがある。ユニットとは化学反応なり。

・お兄ちゃんガチャのニコポーズを決めて外周を練り歩く、まちゅくらのアイドル性に震撼した。

……という具合に、楽しかったこと、ステキだったこと、列挙はできるんだ。繰り返しになってくどいけど、その瞬間は「楽しいー」って思ってた。だけど、日を追うごとに鬱が襲ってくるのは、どうしたらいいものやら。

3人と聡マリの衣装の違いは、心の目で色調補正して乗り切った。メインステージとセンターステージに3対2で分かれても、メインで聡マリが3人を待ってるよ!出迎えてるよ!とポジティブに変換して乗り切った。デビュー曲で聡マリがJr.と同じ振りをさせられてたって……これはさすがにこたえたが、感情にふたをして。
暗いと不平を言うよりも、進んで明かりをつけましょうの精神です。いやむしろストックホルム症候群か。ジジイの過酷な仕打ちにナイーブに反応することに疲れきって、心を麻痺させたのだ。そのリバウンドが、終わってからずんずんと心を侵食していく。

各所で言われているように、セクファミ計画紹介の、セクシーファミリーコレクション2015SSとしては上出来と言っていいんだろう。
ただ、オリジナルアルバムツアーとしては不出来。誰が+どこが中心なんだかよくわかんないような、小さい祭りが延々と続いて、決められた終演時間に終わっただけのコンサートだった。
コンサート本編っていう感じがしなかったのだ。見ていて、最初のジャニワの感謝祭のことが思い出されてしょうがなかった。感謝祭みたいに、核になるイベントがあってそのスピンオフなら納得できたんだけど。
ジャニーズってこんなもんなの?これでいいと思ってるの?製作した大人たちも、ステージの上の人たちも。
セクファミ計画って、デビュー組をJr.に引き戻すことだったのか。こんなんじゃ、この先スターなんて生まれないだろう。

Jr.のうちわばっかりなのも、贔屓が来ないと座って休憩してる客が目につくのも、今にはじまったことではない。カンペうちわとファンサの応酬に寒々とした気持ちになるのもとっくにはじまってた。13年のあけおめコンの時点で、古参の事務所担の友人が言った「昔はバックのJr.って手を振ったりしちゃいけなかったんだけど、時代は変わったねえ」って言葉は忘れられない。
それにしてもまあ、行くとこまで行っちゃったねって思う。セクゾンのうちわの数も、メンバーへの声援も減った。客の視線の方向もばらばら。これは大人が悪いだけじゃなくて、彼ら自身がまねいた結果。客を育てられなかったのだ。

それでも私はセクゾンをあきらめられない。1stコンサートの国際フォーラムで見た、アクセントダンスからイフワナにいくまでの爆発的な盛り上がり。横アリで見たHigh! High! Peopleのマトリョーシカダンスのかわいらしさ。サマリーの薔薇籠の耽美な狂気。
あっ、思い出かきあつめてたら、また涙でそう……

とにかく彼らが、こんなとこで終わっていいはずがない。