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週刊文春のインタビューから見るメリー、ジャニー、ジュリー、ミッチーの関係(妄想と憶測による)

すでに忘れられかけていそうな話題を下書きフォルダから引っ張り出すよ。話の着地点が見えなくて終わらせられなかったのだけど、記録しておきたいからとりあえず放出。

週刊文春のメリーさんインタビューおもしろかった。一部のヲタからの批判*1もあるけど、それでもメリーさんは確実に事務所内の均衡を保つためのキーマンだと思う。みんな「ジャニーさん長生きして」ばっか言ってるけどさ、メリーさんのほうが先に退いたら、そのほうが地獄見るよたぶん……と考える理由をつらつらと。

派閥などない!て言い切ることで派閥問題の存在じたいを否定した結果、「やっぱ派閥ってあるんじゃん」て実感した人の方が多そうではあるんだけど(苦笑)、領土ってこうやって守るんだなっていうのはよくわかる。S閣諸島問題への国の対処と同じ。

メリーさんは、下で働きたいかどうかは別として(笑)、いうまでもなく芸能史上の傑物である。ジャニー喜多川という「紙一重」の人の美学がマネタイズされ、50年以上貫かれてきたのは、やはりこの姉あってこそ。ヤクザだって上の方の人は話せば通じるのよ、という話をしていたところなんて、誌面には出せないような事情も多々乗り越えて*2、会社と弟を守ってきた苦難が偲ばれる。ジャニーさんにはそういう交渉ごとは絶対無理だと思うもん。

飯島女史との、海千山千同士の攻防戦も手に汗にぎる名勝負だった。ネット上ではパワハラ受けてかわいそう、といった意見もあったけど、ミッチーは逆手にとって、自分の悪評打ち消して同情票集めるぐらいの見事な対応だったので、さすがとしか言いようがない。なんだかんだいっても、今回の記事で一番得してるのは彼女だろう。
文句あるんならSMAP連れて出て行きなさい発言は、対ミッチーというより、記者と読者へのブラフだと思う*3。経営者の権限見せるための一種のポーズというか。
第二の飯島女史は出したくない、というのはかなり強く思っておいでのようで、そんなんで会社がこの先もつのかとツッコみたい気持ちはあるが、ジャニーズ事務所ジャニー喜多川の美学を実践する場である限りは、他の血は認めないという考え方も一理ある。

ここで話は飛ぶ。
元旦の蜷川×ヒロムラジオを思い出してほしい。「丸坊主は個性が出ていい」という話の流れで「嵐は顔が似てて区別がつかない」とヒロムが言いだし、蜷川さんに「全然違いますよ」と言われたアレである。
嵐はオーバー30のおじさんなのでヒロムの興味の範疇から去って久しいというのが、その発言の大きな要因ではあろうが、いまいちばん現金を稼いでくる物件に対してのコメントがこれというのは。ぼくは興味ない、って主張したいという意図をモンペ(私)はかぎとった。あくまでも面白半分の憶測だけど、社内抗争としていちばんヤバいのって、もしかしてジャニーVSジュリーなんじゃないの?

かつてはSMAPが事務所の「外」にいた。アイドル冬の時代に殴り込みをかけるために、戦略的にジャニーズ臭を排除し、ストリート感を打ち出して成功したSMAPは、ヒロムの関心の「外」にいた*4
関心外になったのは、またしてもヒロムの嗜好の問題でもあるんだけど、自分以外の人の手によって売れたからっていうのもあるんじゃないのかな。それゆえに、嵐やエイト*5が売れたのが、彼にとってはおもしろくないんじゃないのかな。ましてや掌中の珠だったかつん*6やじゃんぷちゃんも出奔しちゃったんだもの。
飯島さんは従業員だから、社長の言うことは聞いてくれる。功労者であるキスマイのことも見事に売ってくれたし。ヒロムにとって、かつては煙たいライバルだったけど、今は頼りになる片腕。そんなところなんじゃないのか。

希望的観測ではあるが、ミッチーとジュリーは、二人で残されたら、案外うまくやるんじゃないかという気がする。なぜなら、好きな男子像がそれぞれにはっきりしていて、かぶらないから。そしてビジネスマンとして優秀な人たちなので、手を組んだほうが得だという合理的な見解に至りそう。
ジャニーズ一強ではない今の男性アイドル界だから、事務所内で内紛なんかしてる場合じゃないよって、タレントはみなわかっている。中居くんやゴローちゃんが紅白のときにVやあらしと話したっていう話をしてくれるのも、ニノがふだんからニノラジで事務所内の誰かの新曲が出たら派閥関係なくかけるのも、ちょっとしたことだけど、ジャニーズファミリー一丸となってやってこうぜっていうメッセージだと思うんだよね。
上の人たちにも、そこ汲み取ってほしいですよね……

 

 

*1:世襲制のブラック企業だよ!っていう。でも日本の長く続いてるかつ儲かってる企業なんて多くは世襲制だからなあ

*2:テキ屋の非公式グッズに抗議したって言ってたけど、そんなんだけじゃないと思うんだ(^ ^;

*3:演じてる面も多分にあるから、あんまり真剣にうけとってもしょうがない。肩もつわけじゃないけど、メリーさんは情に厚い肝っ玉母さんという面もあって、スタッフが病気で入院したときに親身になって世話をしたという話を聞いたことがあるし。

*4:Jフレにまで入れなかったっていうのがねえ。

*5:ソース不明のゴシップで「ジュリーに任せるとタレントをだめにしちゃう」ってヒロムが言ったっていうのがあったけど、近いこと言ったんじゃないのかと思わされてしまう。ジュリー案件になってから売れたのが面白くないんじゃないかっていうのが私の勝手な読みです。

*6:かつんのような、自らのプロデュースによるヒットを出したくてムキになっているのが、セクゾン事変の理由のひとつであろうというのが私の勝手な読みである(しょりたんを目立たせたいのもあるんだろうけど)。打つ手がいちいち間違ってるのは言うまでもない。